港北油化では使用済み潤滑油のリサイクルを行っています。
大部分の潤滑油はリサイクルが可能です。
使用済み工業用潤滑油は通常、サーマルリサイクルといって
回収後は燃料として焼却利用されます。そのため焼却処理する際にCO2が発生します。
また、使用済み潤滑油と入れ替える油は常に新油を購入するためコストは高くなり、
原油が高騰するとその負担は更に増大します。
世の中の潤滑油リサイクルのほとんどは、このサーマルリサイクルです。
弊社の提案するリサイクルは産業廃棄物として排出事業場様よりお預かりした潤滑油を再生処理し、
再利用していただくマテリアルリサイクルと呼ばれるものです。
特徴として、新油購入が減り、大幅なコスト削減が可能です。新油購入と違い、
再生処理は原油価格の変動に左右されない
焼却処理する機会が減り、CO2の削減につながる、潤滑油を
再利用することにより、石油資源の保護につながる、などがあります。
マテリアルリサイクル
作業工程
- 受け入れ可能数量は、最低ロット5ドラム(1000L)よりお受けいたします。
- 油種によっては性能向上の為の添加剤のブレンドも可能です。
- 再生用廃油は排出事業所から弊社へ持ち込まれる時、産業廃棄物の扱いとなりますので
まず収集運搬ならびに処分契約書を結んでいただきマニフェストの発行後弊社に運搬となります。
その後、油水分離(産廃処理)をした後、潤滑油として再使用可能にする再生処理工程に進みます。
オーダーメイド・金属加工油
独自の金属加工油をオーダーメイドで使用してみませんか?
加工条件にマッチした油を小ロット(18L)から安価にお作りいたします。
条件が変化しても諸条件に『マッチメイク』した加工油をお客様と共に共同開発いたします。
併設の油再生工場があるから、高品質、低価格、気泡軽減。
各工場向けに配合を調整可能。
現在、ほとんどの離型剤(油性タイプ)は廃油ベースで製造されています。
当社は、油の再生工場を基本に発展したメーカーです。
その技術を生かし高度な精製油を供給出来ます。
再生油と聞くと、大丈夫?と思われるかもしれませんが離型剤には、新油ベースよりも最適です。
資源保護を考えて製品作りをしています。
弊社コンクリート離型剤は、各種添加剤を効果的に配合し、
各種二次製品の製造及び土木建築、基礎工事コンクリート施工時に対応し、
脱型性はもちろん製品の仕上げ面の向上、型枠の保護に抜群の性能を発揮します。
- このページに掲載されている商品は、ほんの一部です。
- 詳細(性状・価格等)についてはお問い合わせ下さい。
潤滑油のリサイクルについて、よくご質問いただくものについて FAQ 形式でまとめました。
こちらの FAQ では解決できなかった疑問点や、さらに詳しく聞きたいといったご要望など、ぜひお電話でお問い合わせいただければと思います。
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Q.リサイクル可能な最低ロットは?
ドラム5本(約1,000L)より再生可能です。
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Q.リサイクルした油は、新油と混ぜて使っても大丈夫ですか?
同じメーカーの同一銘柄であれば問題はありません。
新油と混合して使用することで使用中の油の消耗した添加剤等の補給も兼ねることが出来ます。 -
Q.どの程度の汚れまで対応可能ですか?
水分、汚泥等が混入していても再生は可能ですが、使用油サンプルを頂き弊社にてラボテストを行い最終的な判断をさせていただきます。
サンプルテストは無料で実施しておりますので一度ご連絡いただければと思います。 -
Q.水や汚泥等が混ざってしまった油でもリサイクル可能ですか?
可能です。
ただし水分、汚泥が混入していますと歩留り(再生投入数量に対して油分の出来上り数量)が悪くなり、コストアップしてしまいます。
出来る限り油と他の水分、汚泥を分離して再生することをお勧めいたします。
サンプルテストを実施して、新油使用とのコスト比較をしてみることをおすすめいたします。
※サンプルテストは無料で実施しておりますので、一度ご連絡いただければと思います。 -
Q.タンクに入っている油ですが、リサイクルをお願いできますか?
はい、お引き受けできます。
弊社ではローリーまたはバキュームカーを運搬業者に委託して、ご用意が出来ます。
また、お客様でタンク抜き取りをされる場合はドラムのご提供も致します。 -
Q.リサイクル後の油について規格値を設定することは可能ですか?
可能です。お客様と弊社によりご相談の上、規格値を設定させていただきます。
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Q.潤滑油リサイクルのデメリットはありますか?
油類は液体ですので一度他の種類の油が混ざってしまうと分けることはできないため、
再生する潤滑油は分別により種類毎に保管していただく手間が増えてしまいます。
確かに使用済み潤滑油を廃棄して新油を購入するよりも手間は増えてしまいますが、
その手間を補ってもあまりあるメリット(コスト削減と社会貢献)があると私どもは考えております。 -
Q.リサイクルした場合の歩留まりはどのくらいですか?
#68以下の油圧作動油、切削油、コールドタイプ熱処理油等、比較的粘性の低い油は油分に対して約 95%~ 97%の割合で回収が出来ます。
動粘度が#150以上になりますと粘性が高いため回収率が悪くなります。 -
Q.委託再生は産業廃棄物に該当しますか?
はい、排出事業所から弊社へ持ち込まれる時、産業廃棄物の扱いとなります。
まず収集運搬ならびに処分契約書を結んでいただきマニフェストの発行後弊社に運搬となります。
その後、油水分離(産廃処理)をした後、潤滑油として再使用可能にする再生処理工程に進みます。
会社沿革
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昭和34年
株式会社港北製菓の鉱油部として、潤滑油の精製加工並びに販売業務に精進して
大手石油会社の代理店として取引契約を結び円満な取引を行う。 -
昭和39年
取引関係が順調に伸び、その設備施設が狭小となり、敷地面積1,000 坪へ工場新設の建設許可を受け、
新型の機械を整えた工場、研究試験室、貯蔵タンク、屋外貯蔵所等を完成する。 -
昭和40年
株式会社港北製菓より鉱油部を分離し、従来の業務を引き継ぐと共に、
更に業務及び技術刷新を図り、港北油化株式会社を設立する。 -
昭和49年
産業の発展に伴い、大量に排出される廃棄物処理の為、産業廃棄物の中間処理の許可を受け業務拡張を行う。
許可番号 横浜市 第56-20-045898号 -
昭和51年
金属加工油及びコンクリート離型剤部門のブレンド工場を新設すると共に、工場敷地を更に 400 m²拡張し内容の充実を図る。
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平成3年
本社事務所を新設、同時に生産性を更に向上させる為、工場内の設備を改善、又、最新機器を導入し特殊油の再生に着手する。
技術部門には多年に亘る技術経験者を揃え、多角的視野にたって、更なる技術刷新を行い、
革新しつつある近代機械化産業へ貢献致すべく、全社一体となって努力を重ねる。 -
令和2年
委託再生において許可が必要となり関東一円の各自治体に申請し産業廃棄物収集運搬許可を取得。